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英文ライティングの覚書 (JW, Lesson3:Characters)

引き続き、

Style: The Basics of Clarity and Grace (5th Edition)

Style: The Basics of Clarity and Grace (5th Edition)

のメモ。今回はメインキャラについて。

Lesson3 Characters

メインキャラについて。メインキャラを特定してそれを文の主語にすることが重要であることを、Lesson2で指摘した。では、このレッスンではメインキャラの特定方法と表現法について学ぶ。

明確なメインキャラは文字数が少ない

明確なメインキャラは、物理的に短い傾向にある。例えば、”The CIA”というキャラと”The fear of the CIA”では前者のほうが明確である。特に、重要なのは読者は文の最初の8文字以内にメインキャラとその動詞(アクション)を欲しがるということである。つまり、短い文字数でメインキャラを表現するとそれを主語にした動詞との距離が近くなるので、文字数の短いメインキャラは文を明確にすることにダイレクトに効く。

メインキャラを文に名詞としてあぶり出せ

文を明確に書くためには

  • メインキャラを見つけ、主語とする
  • メインキャラのアクションを動詞として書く

という手順を踏むことを前回のレッスンで説明した。主語は必ず名詞であるが、リバイズしようとする文の中にはメインキャラは名詞として現れていないかもしれない。よって、元の文からメインキャラを特定して名詞にする必要がる。メインキャラを見つけるための指針は、

  • 前置詞の目的語として
  • 所有格として (e.g. him, her…)
  • 形容詞として (e.g. Medieval theological debates -> Medieval theologists)

として隠れているかもしれないのでこれらを念頭にして探す。

抽象的な名詞を主語にすることを避けよ

抽象的な名詞を主語にすると、アクションの動作主を抽象的に表現することにつながり、文を不明瞭にする。しかし、どうしても抽象的な名詞を使わなくてはいけない場面もある。そのとき、

  • 読者に馴染みのある抽象的な名詞ならok
  • とりあえず、we, people, researchersなどを試してみる

を念頭に考えると良い。

受動態

受動態はアクションを行ったキャラを隠すのでメインキャラを隠すことに繋がり、文章を不明瞭にする。つまり、受動態という態は文法的な形を超えて、読者の印象という点からも理解すべきである。たとえば、

  • We can manage problems if we control costs
  • Problem management requires cost control

という2文はどちらも能動態で表現されているが、後者の文が読者に与える印象は能動態のそれと同じである。

受動態を使うべきかは読者の認識という視点で選ぶ

文を受動態にすべきかどうかは、以下の3つのポイントから選ぶ。

  • 読者はアクションのキャラを認識すべきか?
  • 受動態/能動態 を選ぶことでそのセンテンスから次のセンテンスへの流れがよくなるか?
  • 受動態/能動態 を使うことで一貫した視点で文章をかけるか? (e.g. WWIIを国の視点から書くか(能動)、歴史家の視点(受動))

動作主を隠したいなら受動態を使う

受動態はアクションの動作主を隠す。逆にいうと、アクションの動作主を知らない場合、もしくは読者に知らせたくない時に受動態を使える。たとえば、いかの時には受動態を使うと良い。

  • アクションの動作主をあなたが知らないとき
  • 動作主を読者に教えたくないとき
  • 特定のキャラに読者の意識を集中させたいとき(~他のキャラを登場させたくないとき)
  • 最初に既知情報を出して、一連の情報を流したいとき